次々に壊れるバッテリー
TinyWhoopは1回の飛行時間は2分強と短いので当然バッテリーがたくさん必要になります。
僕も、機体に付いていた2個と箱買いで8個の計10個を使っていました。
まぁ10個あれば、飛ばしているうちに次の充電が終わるという感じで30分ぐらいは遊べます。
で、楽しんでいたのですが、どうもバッテリーの調子が悪い。
充電ができない、機体に接続しても電力が供給されないという感じです。
テスターに繋いでも反応なし!
ただテスターに繋いだだけでは、”充電されてないんじゃないか?”って思うでしょ?
これが違うんですよ。ちゃんと充電されています。
手で押さえると、ちゃんと電池電圧が出てきます。
要するに端子の接触不良なんです。
同じ症状のバッテリーが次々に出てきた!
このように、端子の接触不良が原因と思われるトラブルが次々に発生しました。
前述のように合計10個の電池があったのですが、なんと半数の5個が接触不良です。
バッテリー(電池)の寿命ではない!
このトラブルは、”充電できない”とか、”容量が減ってきた”というような、いわゆるバッテリーの寿命が来たというような話ではありません。
端子部分を指で押させていればちゃんと充電できるし、電圧も出ます。
よく言われる”膨らんできた”という現象もありません。
これはもう内部で断線しているとしか考えられない!というのが自分で出した結論でした。
とにかく端子部分を分解してみよう!
端子の接触不良なら、はんだ付けで治るかもしれない。
と思うじゃないですか。
なので、分解してみました。
端子部分の構造は簡単でした。
BT2.0端子は直接バッテリーに接続されていて、青い四角の部分は単なるカバーでした。
なので、端子に力を入れず、カバーだけを外せます。
写真のように、硬い物に端子を押し付けるようにカバーを下に押します。
すると、青いカバーだけがスッポリと外れます。
コーキング剤のような物で固められているだけでした。
同じ部分が見事に断線している
端子カバーの開け方が判ったので後は簡単です。
接触不良の症状が出ているバッテリーのカバーを全部外しました。
すると・・・
なんてこったい!全部同じ部分が断線しているじゃないか!!
断線しているのは、全て+側です。
バッテリーから出ている端子に電源ケーブルが接続されているのですが、バッテリー端子そのものが、ポッキリと折れていました。
恐らくは金属疲労でしょう。
このバッテリーは構造上、前後方向には弱くなっています。(写真参照)
このように前後方向に曲がるので、これが原因で金属疲労⇒端子の破断という状態になったと考えられます。
修理は不可能なのか?
原因が判れば、あとは簡単!・・・と思いきや、そうはいきませんでした。
あろう事か、端子にハンダが乗らなかったんです。
端子が折れているので、残っている部分が少なかったのもあると思うのですが、材質の問題もあると思います。
ハンダを乗せても、コロコロと転がって全くくっ付きませんでした。
結局修理は断念です。
これは構造上の欠陥ではないのか?
10個中、5個が使えなくなって、その5個全て同じ部分が破断しているって、これは欠陥ではないでしょうか?
+側端子の材質も良くないでしょうし、そもそも端子がグラグラするから金属疲労を起こしてしまいます。
もう少し、しっかりしたカバーを付けられないのかと考えてしまいます。
さらに次々と断線が発生、合計8個のバッテリーが壊れました。
このあたりの事情は次の投稿↓で・・・
BETAFPV バッテリー BT2.0 300mAh 全滅!!
バッテリー端子トラブルの情報が少ない
ここで意外なのが、同じ症状を起こした事例がネット上で見つからないことです。
なぜなんだろう?
接触不良が起こってもバッテリーの寿命と考えるのか?
それとも、たまたま僕が購入したバッテリーだけに起こった現象なのか?
とにかく、1個500円程度と安くはないバッテリーなので、10回や20回ぐらいの使用に耐えられないのでは話になりません。
これはなんとかして欲しいところです。
続きはコチラ⇒ BETAFPV バッテリー BT2.0 300mAh 全滅!!
解決しました!
結局、本件に該当するバッテリーは不良品という事が認められ、新品に交換していただきました。
メーカーの対応は判りませんが、ショップの方の尽力のおかげと思っています。
感謝を込めて、リンクを貼っておきます。
皆様、信頼できるショップです、ぜひ、お使いください。