ドローンを飛ばす免許はではない
2021年現在ドローン(小型無人航空機)を飛ばすのに実は資格は必要ありません。
基本的に誰でも飛ばせます。
世間にはたくさんのドローンスクールがありますが、これらは全て”認定試験”ということで、免許ではないのです。
自分の中で”近いな”と感じているのが、”スキューバダイビングのライセンス”ですね。
何もライセンスがないと潜ってはいけないという事はないのですが、認定されていないといろいろ不便なんですよ。
特に飛行禁止区域でも飛ばしたい(絶対飛ばしたくなります)場合は国土交通省に許可をもらったり、届け出たりしなければならないので、必須と言っていいでしょう。
最低限必要な条件は国土交通省のホームページに掲載されていること
後に判ることですが、実際にドローンを飛ばす際に国土交通省航空局に許可申請なり届出なりをしなければならないのですが、これを簡単にできるところが資格の良いところです。
なので、国土交通省航空局から認められていない資格だと意味がないと考えてよいでしょう。
こちらのページが該当しますので、確認してください。
- 無人航空機の許可・商人手続きについて(国土交通省航空局)
- 無人航空機の講習団体及び管理団体一覧
飛行許可申請には”ほぼ”必須の実技・認定
飛行禁止区域(都市部、150m以上の高度、目視外)の飛行をする場合、飛行許可申請をしなければいけません。
DIPS(ドローン情報基盤システム)に登録してから申請するのですが、実技の認定を持っているか否か前述の国土交通省のホームページに記載されている団体の認定を受けていないと、かなりめんどうくさいのです。
昔は、認定無しでも許可されていたらしい
まだドローンも操縦者も少なかったころは、飛行時間やスキルを細かく検査せずに許可を出すこともあったようですが、現在は申請が殺到していて、イチイチチェックしていたのでは、担当職員が大変!という状況なんだそうです。
そこで効率的に申請を許可するためには、”ドローン操縦の受講証明の有無”を確認すれば審査が簡単!という事で、現状は、受講しなければ”ほぼ”禁止区域の飛行許可は出ないそうです。
まぁ、お役所の都合はこんなものでしょ
ドローン資格はどれも大差ないと考えてよい
上記、「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」を見ると、それこそたくさんの認定団体があって、選ぶのに困ってしまいますよね。
いろいろ調べたんですが、結果的にどの資格をとっても結果的にあまり大差ありません。
この点もスキューバダイビングに似ているんですが、どのスクール、どの試験もほぼ内容は同じで、取得後のメリットもほぼ変わらないと言えます。
ドローンスクールは、コスト・場所、時間で選べ!
結果は同じなので、ドローンスクールは自分の都合に合わせて選べばそれで良いと言えます。
例えば、受講料が安い、教室が近い、受講希望日に空きがあるなどです。
また、同じ資格でもスクールによってシステムが変わったり、受講料が変わったりするので、ある意味、ドローン資格選びはドローンスクール選びと言っても良いと思います。
個人的に重要だと思うのはコストです!
自分で調べた範囲ですが、受講料の幅は7万円から30万円までありました。
これで内容が同じなの?半信半疑になりますよね。
まぁ、デラックスな講習はマンツーマンだったり、使用する機材が高級だったりするのかもしれないのですが、受講した結果得られる資格は同じですから、個人的には安い方で構わないと思っています。
日本の主要ドローン資格は4つ
2021年現在、日本国内でまぁまぁ名前が知れ渡っていて安心・安全なスクールは以下の4つです。
以上4つの認定団体は、それなりに実績があり全国展開しています。
とりあえず、この4つの中から選べば無難だといえます。
それぞれ特徴が違っていて”これが良いとは言えないので、ホームページなどで確認して”好みの資格”を選んでください。
コストで言ったら「ドローン検定」
自分が選んだのは「ドローン検定」です。
最も重視したのが”コスト”ですね。
前述4つの中では、唯一筆記試験を実施していて、こちらの受験資格がないので、簡単にチャレンジできるところで決まりました。
また筆記試験に合格しておくと実技を受講する際に一部免除されますので、実技において比較的安くなります。
ただ、受講する地域によって受講料に差がありますから、この点は注意してくださいね。
ドローン検定のスクールをさらに安く受講する
もともとドローン検定のドローンスクールの受講料は安いのですが、さらにお得に受講する方法があります。
ドローン検定は、座学の試験(筆記試験)は受験資格がありませんの、先にこちらを取得しておくのです。
ドローン検定3級を取得しておくと、実技研修を受ける際に座学を受講する必要がないので、その分割安になるのです。
受験料は5,600円、2,200円のテキスト代を入れても合計7,800円です。
スクールによって価格は違うので、あくまでも参考ですが、私の場合は、ドローン検定3級取得者という事で、座学が免除となり、2万円ほど減額されました。
実技と筆記が別の日、別の会場になるので、時間がかかって面倒くさいのですが、全体の経費が下がるのは嬉しいですね。